2年前に、当時およそ10年ものの手持ちのTREK6000を、SDA王滝に出るためにコンポを自分で全替えしたことがあるので、まあできないことはないと思っています。
実際、部品の組み付けそのものは、それほど難しくありません。
一番苦労する、というかわからないのは、ワイヤー類の取り回しと、変速機の調整です。
組み立ては一度ひととおりやったことがあるとはいえ、自転車屋みたいに作業に慣れてないし、組み付けるのに便利なスタンドや専用部屋などないので、作業しやすい段取りを考えて、大まかな作業手順は次のとおりとしました。
では順番に。
1 RFX8(部品を取る側)の現状を、できるだけ細かく写真に記録
CX6のワイヤーの取り回しと、今後グレードアップしたコンポを組み付ける際の参考のため。
2 RFX8から部品を取りはずし
スプロケ、クランクセット、BB、フロントディレーラ、リアディレーラ、STIレバー、サドル
BBは、今回新調したトピークの専用工具で取りはずします。
トピークの工具はキャップ回しも付属しててお得です。
右側が逆ねじなんで、注意が必要。が、ものすごいトルクで締まっていて、かなりがんばっても全く動かず、もう諦めて自転車屋に持ち込もうかと思いましたが、何とか取れました。
さすがに自転車屋が組んだだけあって、変なことにはなっていません。
STIレバーは、今付いているバーテープを剥がさないと取り外せません。テープは多少使い込んで部分的に破けてきていたので、いずれにせよ巻き換えるつもりでした。
ただ、未だバーテープを自分で換えたことがないので、こちらも巻き付けるときのために入念に写真で記録の上、はがしていきます。
ハンドルバーの水平部分には下地にきちんとビニールテープが貼ってあってアウターワイヤーがきちんと固定されていました。
3 BB取り付け
BBは、取り外した際、一部クランクとの隙間に砂が付いた状態だったので、あらかじめパーツクリーナーで掃除し、取り付け。取り付けにあたっては、ねじ部分にグリスを塗布します。
なお、MTBに取り付ける際は、BBの幅に合わせてスペーサーを挿入しますが、ロードバイクはスペーサーは入れません。
4 R500にスプロケを挿入し、CX6に取り付け(スタンドで立てられる状態になる)
RFX8で使っているmavicは、9速のスプロケを取り付ける際、ホイールに付属のスペーサー(厚さ1.75mm、シマノは1.85mmとされている)を噛ませていました。これはmavicが、11速対応だからです。ちなみに10速のスプロケを取り付ける際は、さらにもう1枚、今度はスプロケに付属のスペーサーを噛ませます。
手持ちのR500は11速に対応していないので、スペーサーは使用しません。
※参考にしたサイト:http://www.cb-asahi.co.jp/html/size-shimano11s.html
5 ハンドルバー取り付け
とりあえず組み付け。
最終的に微調整するので、最初は仮組です。
6 ブレーキ取り付け
ここが一番大きな違いです。
とりあえずは、前後の台座に組み付け。組付けの際、スプリングの穴(?)は、真ん中にしました。
またこのバイクは、沖縄でロングを走る予定ですが、基本的には普段の通勤、町乗り仕様なので、今回は補助ブレーキを取り付けることとしました。補助ブレーキについてはいろいろ言われていますが、まあそれもひっくるめてのことです。このレバーは、径31.8mmに対応しているので、ハンドルバーのステムのクランプ部から細くなり始めるギリギリの所に固定しました。
※参考にしたサイト:http://blogs.yahoo.co.jp/whfsc363/68364202.html
7 クランクセット取り付け
クランクには、BBとの隙間部分に砂や汚れが付着していたので、こちらもパーツクリーナーであらかじめ掃除し、先ほど取り付けたBBに通す感じで取り付け。
取付の際は、グリスを軽く塗布。
8 前後ディレーラ-取り付け
フロントディレーラの取付~調整は、私の超苦手部分。
とりあえずは、シマノの説明書どおりに、チェーンリングにガイドプレートが平行になるように、歯から1~3mmの場所に調整して取り付け。
※参考にしたサイト:http://si.shimano.com/php/download.php?file=pdf/dm/DM-FD0001-01-JPN.pdf
リアディレーラは、既にハンガーが付いていますので、そこにねじ止めします。
9 STIレバー取り付け
シクロクロスは、STIを多少しゃくるように、ハンドルバーの上の方につける場合が多いそうですが、今のところシクロクロスレースに出場の予定はないので、RFX8の時と同じような角度になるように取り付けます。
10 ブレーキ及びシフトのアウター、インナーワイヤー配線
・ ブレーキワイヤー
今回、補助ブレーキをつけるので、まずはSTIから補助ブレーキまで、アウターワイヤーをハンドルバーに沿わせてぴったりの長さにする必要があります。
とりあえず、ビニールテープでハンドルバーの前下側に沿わせるように仮止めし、補助ブレーキまで配線。
一応仮止めの段階では、成功しました。
・ シフトワイヤー
基本的にはMTBと同じルート。
ただし、フロントディレーラは下引きのロードバイク用なので、上引きに変換する必要があります。
なんで、トップチューブから下向きに配線し、シートチューブの下部に取り付けたワイヤーローラーを噛ませて下引きににし、ディレーラに固定します。
11 チェーン取り付け
RFX8よりスプロケとクランクセット間が広くなってしまったので、前のチェーンではコマ数が足りず、今回チェーンは新調しました。
長さはこちらもシマノの説明書を見ながら、コマ数を詰めた上で、付属のミッシングリンクでつなぎました。
※参考にしたサイト:http://si.shimano.com/php/download.php?file=pdf/dm/DM-GN0001-13-JPN.pdf
12 ブレーキ調整
一応、普段からVブレーキのMTBに乗っているので、こちらは大丈夫。
初期のたるみを取った後、ワイヤーを固定し、引きしろを調整します。
なお、前(右)ブレーキはとてもスムーズに引けるのですが、後(左)ブレーキは、少し引きが渋めです。おそらく、補助ブレーキとワイヤーの取り回しの両方が影響していると思われるのですが、ブレーキの作動状況に特に問題はないため、当面これで様子を見たいと思います。
※【後日追記】ワイヤーの取り回しを調整したところ、引きの渋さはほぼなくなりました。
また、当初心配していた「STIでVブレーキが引けるか」という点については、シェイクダウンはまだですが、十分引けそうです。
ちなみに、タイヤの取りはずしについては、ワイヤーを外すと大きく開くことから、タイヤが太くなっても特に問題は生じないと思われます。
長くなってきたので、続きは後編で。
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