前回は、余る予定のSORA一式とR500で、新たに組むマシンのフレームをアンカーCX6(カンチ仕様)に決め、発注したところまででした。
さて、その後のお話し。
フレームと、コンポ、ホイールはこれで揃うのですが、それでも足りない部品がいくつもあります。
RFX8は、今後もコンポのみをグレードアップ(アルテグラあたりを照準)し、乗り続ける予定なので、ハンドルやサドル、シートポスト等は、そのまま使うため、ニューマシンには、流用しません。
また、ロード用のキャリパーブレーキが使えないので、その代わりを調達しなければなりません。
そのブレーキ、シクロクロスの世界では、泥詰まり防止の観点から、従前からカンチブレーキが使われています。なお、最近は、ディスクブレーキの使用が認められ、流行の兆しとのことですが、今回のニューマシンにディスクブレーキの選択肢は無いので、今回の検討からは除きます。
さて、カンチブレーキは、かつてMTBによく使われていたのを知っています。
左右のシューに繋がったワイヤーを上から引っ張り上げることによって、リムを締め付け制動させる仕組みですが、その後Vブレーキに取って代わってしまいました。ちなみに手持ちのTREKもVブレーキ。ちょうどVブレーキの出始めの頃買ったのですが、今ではそのVブレーキさえ、MTBの世界では、絶滅危惧種です。
MTBの世界からカンチブレーキが無くなったのは、制動力や整備性でVブレーキが優位だったからとのことですが、シクロクロスの世界では今も現役です。じゃあMTBのようになぜVブレーキに主流が移らないのか、それは、STIレバーではVブレーキを引ききれないからだそうです。(引きしろが多く、めいっぱい握ってももブレーキが掛からない状態)
というわけで、CX6に取り付けられるカンチブレーキ。
一番グレードの低いBR-CX50、お値段3.000~4,000円前後(前又は後片方)。
口コミを見ていると、シューのグレードが低く、交換必至(2,000円程度)。ならば最初からBR-CX70にしておけば良かったといったものを見つけてしまう。
制動力に難ありとのカンチブレーキで、さらに効きにくいというのは具合の悪い話です。
次にそのBR-CX70、お値段6,000~7,000円前後(前又は後片方)。
う~ん、前後セットで1万円を超えてきますなあ。
そうこう調べているうちに、STIレバーで、コンパクトVブレーキなるものが使えるや否やという話を目にします。
ちょうど、SORAのSTIレバーで、SORAグレードのミニVブレーキBR-R353が引けるとか。
さらにいろいろ調べると、「引けるけど、ホイールが振れてないのが必須で、しかも調整がものすごくシビア」とか、「アジャスターなしでは調整無理」とかいう記事もあり、またシマノのHPでは、推奨しない組み合わせとされています(安全面というよりは、車輪が外せなくなるからという噂も)。
そんな中、シクロクロスとVブレーキというキーワードの組み合わせでほぼ必ず出てくるTRPのCX9というコンパクトVブレーキを見つけました。お値段16,000円ほど(前後セット)。
どうも、「シクロクロス車に的を絞って開発された」とか「有名チームはみんなつけてる」とか「シマノのSTIレバーに対応を謳っているとか」とか。
お値段が少々張るのですが、安売りの店を探せばBR-CX70を前後そろえることを考えるとそれほど価格差はなく、もうこれでほぼ決まりという気がしてきました。そもそも個人的にカンチブレーキを扱ったことがなくて取り付け・調整不安もあるし、見た感じも格好いいし。
その他、RFX8から流用しないパーツについては、主に値段、機能と相談の上、
ドロップハンドル FSA オメガ コンパクト
シートポスト TIOGA AL2000 ブラック アルミ シートポスト SPT0500
サドル及びステム アンカー純正品
ということにしました。
あとは、シフトワイヤー、ブレーキワイヤー(それぞれインナーアウターとも)の他、サイコンの台座、バーテープ、ボトルケージ、リフレクター等、細かなものもそろえていきます。フェンダーもいるかなあ。う~ん、思ったよりお金かかるなあ・・・。そんなつもりはなかったんだけど。
さあ、これだけ揃えば、組み立てが始められそうです。
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