2017年6月14日水曜日

富士ヒル2017参戦レポート

 3年前に初めて参加して今年が4回目、1年目95分、2年目は頑張って練習して88分、去年は89分。
 毎年の自分試しのようになってきていますが、今年はいい結果を出すことはできませんでした。
 一方で、どちらかというとイベントの運営の変更に翻弄されるハプニング続出という感じでした。
 ではレポートスタート。

 【事前準備】
 少し前まではエントリー峠の高さからエントリー当日はPCの前で待機という感じだったのに、主催者があまりに募集を増やすので、最近はそこまで頑張らなくても出られる。
 最近、転勤で仕事場が山の上から平地に変わり通勤の負荷が減って、近年にない走り込み不足。あと仕事のウエートが著しく増えて休日に自転車で走りに出かけたいという精神状態になれず、というか休日の朝起きられない日々で、練習は全然できずじまい。
 厳しいレースが予想され、結局そのとおりとなる。

 【前日~スタート】
 公私ともに本当に忙しくてネット上の参加案内と、ランネットのお知らせに直前で目を通す。
 前日の受付に、会場まで車で直接いけなくなったのは去年から同じ。さらに今年は受付が、いつもの競技場から駐車場に変わり、サイクルエキスポもそこで開催されるらしい。受付は、12時から18時。
 前日は朝からエレクトーンのレッスンがあって、さらに娘を昼からのレッスンに送り届け、1時過ぎになんとか準備を済ませ出発。当方、京都からなので例年5~6時間くらい。例年、日が落ちるかどうかの時間に到着して、受付をしている。
 と、新名神走行中ハプニング(?)発生。
 15時半過ぎ、高速の案内板で、御殿場ICまで120分と出る。そうかあと200キロほどやし・・・ん?、御殿場ICに17時半では、18時受け付け終了に全然間に合わないじゃん、ということにここに来て初めて気づく。受け付け終了時刻が、昨年より2時間早くなってる。案内書読んでおいて良かった・・・。おかげで眠気が覚める。ナビの北麓駐車場到着予定時刻は18時を過ぎてるので、ここから平均時速を10キロほど上げて先を急ぐ。
 結果、駐車場に着いたのが、17時40分頃。ここから急ぎ自転車を組み立て会場まで。会場までは登りだけど3~4キロ。400キロほど走ってきて終了直前滑り込みセーフで受付できた。


 本番当日は4時15分起床。前日夜に着るものも全て準備しておいたので、洗面とトイレ、着替えを済ませて出発。途中朝食と補給を調達。今回は富士急ハイランドの駐車場をあてがわれてる。
 駐車場入り口付近がかなり渋滞しているので、待ちながら朝食をほおばる。車を止めてバイクを準備して駐車場を出たのが5時半過ぎ。渋滞で多少時間を取られたけど、昨年もその前も駐車場から荷物預けまで30分ほどだったので、時間ぴったり間に合う計算。
 しかしながらまたまたハプニング発生。
 会場に近づくにつれ参加者が渋滞し、なかなか近づけない。
 昨年とは会場レイアウトが変わり、荷物預けのスペースが狭く、全体的に荷物預けに時間がかかってスムーズに行っていないよう。荷物預けのトラックに行き着くのに駐車場を出てから1時間近く経ってた。
 出発グループごとの荷物預けは終了してしまい、預け損なった人用に1台だけ荷台を開け出発順にかかわらず荷物を受け入れてたので、とりあえずそこに預けた。これでちゃんと上で荷物を受け取れるのかなあと不安になるが、後で的中することに。
 スタートまでは小一時間、トイレを済ませ、列に戻る道すがら、預け損なった大量の荷物がブルーシートの上にまとめて置いてあった。これどうするんだ?。
 スタート時はまだ肌寒くて、ウインドブレーカーを着ててちょうどいいくらい。
 トイレから帰ってくるとまもなくスタートに向けて列が動き出す。
 今年はエントリー時点で目標1時間25分の第9ウェーブ。さすがに準備不足なので、90分切りは難しいか。どこまで行けるのかは、走りながら考えることに。

【レース】
 スタートから胎内交差点まではパレード。交差点を左折し計測開始。一気に斜度が上がる。
 坂は久しぶりなので息が切れるが、最初はほぼ去年なみか。
 1合目を過ぎると、少し平坦も出てくるので、スピードを上げるのもいつもどおり。前にいいペースの人を見つけ、ついて行く。風があるのでぴったりついて行った方が、坂ではあるけど楽。ただ、3合目までにたまらず千切れる。
 また、同組からスタートした「めざせ90分切り」のグループに、中間地点あたりで置いて行かれる。なるほど、90分切りというのはあんなペースなのか、去年の自分はすごかったなあ・・・。
 まともに走れたのは概ねここまでで、以降は息は上がるが心拍が維持できない。
 残り3キロの手前で90分を経過。ヘロヘロになりながら最後の平坦に出る。去年まではここから周りの誰かとローテで30キロ以上は出すのに、今年はローテにも乗れず、平坦なのにゴールまでが長い・・・。
 最後の急坂を登り切ってなんとかゴール。去年までとは違うけど、今年は今年で存分に出し切ってのゴールとなりました。



【レース後】
 ゴール後、駐車場に回って下山用の荷物を取りに行くも、見当たらない。時間までに預けられなかった人の荷物は、上の駐車場にあるとのことで行って見るも、こちらにもなし。
 荷物がないと、下山できないばかりか、5合目はかなり気温が低いのでレース中の格好でいると凍えてしまう。
 いろいろ聞いてると、トラックの出発までに間に合わなかった人の荷物は、全ての選手が走り終えて、回収車の後から上がってくるとのこと。私は一応トラックの荷台には積んでもらったけど、その最後のトラック分も、回収車以降とのこと。
 スタート前に着ていたウインドブレーカーをとりあえず着るも全く足りず、スタッフの指示どおり、休憩所の中で待つことに。

 ゴールしたのが9時半前。全ての関門が閉じるのが12時前。スタッフは11時から11時半にはトラック到着と言ってたけど、最後尾の回収車がゴールまで来るのはおそらく12時過ぎるだろうし、荷物はその後。
 他にも自分の荷物が見当たらない人多数。、スタッフ(おそらくボランティアで対応にあたる高校生)にいろいろ尋ねるまではいいとして、中には詰め寄る人も。その気持ちもわからんでもないけど、その彼に言っても仕方ないし、それで早く荷物が戻るわけでもない。ただ、末端のボランティアたちにまで主催者から正確な情報が行き届いていないよう。
 ゴールから3時間ほど、寒くて腹減って、飲み物飲みたいけど、飲んだら冷えるし、食べ物買いたいけど、少しの現金は、朝慌てて預けた荷物の中。
 結局トラックが上がってきて、荷物をばらし始めたのはたのは12時20分頃だったか。
 トラックに満載の荷物の量からすれば、レース終了まで待たされた人は、かなりの数だったなあ。
 トラックに預けるときに、到着がレース後になるんだったらせめて旨言ってほしかった。これだけ待たされるくらいなら、私は荷物預けずに背負って登るのもありだった。ま、時間内に間に合うように会場に行かなかった自分にも責任はあるとしても、駐車場から会場まで3キロあまり、荷物受け渡すのに1時間かかるとまでは想定できないし、やっぱり今年の運営はなあと思ってしまう。
 幸運にもそのトラックの中から自分の荷物は結構早くに見つかり、早々に着替えて下山の列に並ぶ。
 下山は五月雨式にスタートするが、今度は下山のスピードがあり得ないくらい遅い。下山の最終団あたりなので、ヒルクライムに慣れない人=下山にも慣れない人多数と思われ、しばらくはスピードは30キロにも満たないくらい。これでは下山にも1時間くらいかかる。おまけにこのスピードでも落車が発生してたりとか。
 3合目を過ぎたあたりから周りがばらけはじめ、遅い人たちを徐々にかわして、それ以降はそれなりのダウンヒルとなりましたが、なんにしろ疲れた・・・。会場まで降りてきて、振る舞われた吉田のうどんをなんとかいただいて、帰途につきました。
 てっぺんで時間を取られたせいで、御殿場までの帰り道は渋滞がひどく、仕方ないのでお昼ご飯もそこそこに帰りもノンストップ。これはもう参加をこれ切りにするかどうか悩むくらいのハプニングの数々でしたなあ。

【まとめ】
 今回の記録1時間39分は、初めて9速で参加した3年前よりも劣る。
 同じくらいのタイムを申告した周りの参加者に比べても、明らかに自分の脚周りがポヨンとしていて、鍛錬が足りていないのがわかる。やっぱり何に乗っても何を着ても、タイムを大きく左右するのは自分の体=日々の練習だということを痛感する。

 国内で普通の人が参加できるヒルクライムでは最も登るレースの一つなので、いわゆる力試し。それに自分の中では、日常を離れて参加する特別なイベントという位置づけも大きい。
 ただ、あまりに遠くて移動に疲れる。それに今回のような運営上のマイナスは次回の参加を考えさせられる。ぼちぼち見切りを付けて新たな世界に踏み出すか。いやしかしこのままいろんなことに負けて終わるのも嫌なので、次回記念の5回目できっちり結果を残して卒業という絵もよし。あるいは保養をかねて毎年一人で出かけるのもよし。1年考えてみることにするかな。