2015年9月30日水曜日

ツールドおきなわ2015参戦記(2)(準備編、その1(エントリーと宿手配))

 さて、大会HPによると、今年のTdOは、11月の7日から8日にかけて開催され、初めてチェックした9月前半には既にエントリーが始まっている。

 8日日曜日のレース部門を中心に、両日にわたって様々なイベントが、名護市の会場を中心に行われる。
 この時点で、レース部門の100㌔、40歳以上カテゴリーは既に締切済。

 なるほど、距離的にもギリギリ完走できそうなカテゴリーで人気のよう。それに40歳代というのは、この世界では本当に層が厚い。セルフディスカバリーアドベンチャー王滝や、富士ヒルクライムでも特に層が厚く、自分も例に漏れない。
 ただ、今年は夏の間走ることはやめなかったけど、ここ数年のように強化できるまでの走りはできなかったし、ロードレースでついて行ける気がしない。起伏が激しいといわれるコースの様子もわからないし。
 そういう意味では、サイクリング部門、本島1周300数十㌔部門なら、今の自分ならめいっぱいがんばればいけるかどうかというところか

 今年はサイクリング部門で様子を知って、来年以降、レースに出てみるのもいいかもということで、今年のエントリーはこれに決定。
 9月27日に無事、エントリーを済ませました。
 あと急に一人で思い立ってのことなので、当然ながら今回はお一人様でエントリー。過去のいろんな方の参戦ブログを見てると、チームで参加の方が多い様子。大丈夫かなあ。2日間、終始一人で寂しく走り切るのは辛いなあ。
 まあ、それは当日になって心配すればいいか。
 もし、このエントリーを読んでくれた方がいらっしゃったら、ぜひ御一緒しましょう♪。

 次に宿の手配。
 本島1周サイクリングは、2日間にわたり、その間の宿泊は、参加費に含まれる。
 参加の受付は前日。また走り終えたその日に自転車抱えて飛行機に乗ることは、体力的にもおそらく無理と思われたので、前日の6日(金)に沖縄入りし前泊、イベントを終えたその日は後泊し、9日(月)の飛行機で帰る行程とする。
 宿は、前泊は名護市の会場からは少し離れるけど、比較的リーズナブルで、沖縄らしさの感じられる海際の、喜瀬ビーチパレスを、後泊はホテルリゾネックス名護を選択。

 なお、空港から宿ないし会場まで、自転車で自走という手もあったけど、さすがにそこまで自虐的になれず、またイベント前の降雨や荷物の運搬のことも考え、レンタカーもあらかじめ手配することとした。

 こちらも本日、無事手配完了。

ツールドおきなわ2015参戦記(1)(思い立ったが吉日編)

 暑かった今年の夏、ひどく夏バテしてしまい、慢性的に体調を崩しました。
 また、仕事面、精神面でも今年は近年になく辛くて、去年までのイケイケな感じはなく、自転車に乗るモチベーションを上げて行くどころではありませんでした。乗りたくても体調が優れず、日々眠たいような、疲れたような、そしてたまに発熱とか、回復したと思っても膝が痛いとか、天気や仕事とのタイミングが合わないとか。
 さらに、その仕事の忙しさにかまけて、せっかくエントリーした秋の鈴鹿エンデューロを、入金忘れで流してしまう始末で、もうどうでも良くなりかけていました。

 仕事も家庭も忙しい。
 けど、何か楽しみや目標がないと、このままズルズルダメになっていきそうな気がして、悶々としていた頃、インターネットの記事で、ツールドおきなわ(TdO)のことを見つけました。
 TdOは、いつも私を導いてくれる自転車部長が昨年210㌔を完走したのを知っていましたが、それ以上のことは知りません。
 よく調べてみると、レース部門は50~210㌔までカテゴリーがいろいろあり、市民サイクリストの甲子園とも呼ばれるとのこと。
 一方、同時開催されるサイクリング部門もあって、こちらは速さを競うのではなく、家族で参加できる短距離で気軽なものから、2日間にわたり沖縄本島を1周するようなものまであるらしい。
 う~ん、沖縄で自転車かぁ。思い切ってみるのもいいのかも。
 ただ、いろいろハードルが高い。
 そもそも自転車を飛行機で運んだことがない。どうやるんだっけ?
 レース部門は、うちの自転車部長が這々の体で完走したくらいなんで、さすがに今の自分には難しそう。
 また、雨が降ったら大変だなあ。普段雨の日に自転車は乗らないし、もしロードバイクで雨の日走ったら、めちゃめちゃ怖いなあ?等々。

 でも、今の自分にはぴったりだと思った。
 全部忘れて、ヘトヘトになるまで、雨に降られてカンカン照りでもひたすら自転車を漕げば、次の何かも見えてくるのではと。
 準備も含め、段取りを考えながら進めていくことも楽しいかと。

 ということで、参加するという前提で、心配事項を挙げてさらに調べてみることにしました。

 1 エントリー
 2 宿の手配
 3 自転車の段取り
 4 飛行機輪行のこと
 5 装備のこと

 う~ん、まあこれくらいか。
 沖縄には、毎年家族で行っているけど、一人で、自転車持って、イベントに参加しにいくことは始めてなんで、この他にもわからないことはたくさんある。
 大変だ。
 でも面白くなってきた。
 じゃあいっちょ出てみようかなあと、そんな感じで準備を始めたのでした。

新しい自転車を組む(その1)

 今の手持ちの自転車はおよそ2台。

 1 アンカー RFX8(SORA仕様、2013購入)


 2 TREK 6000(MTB、1998購入)

 普段、通勤やトレーニングに使うのは、TREKの方で、通勤に特化した装備にしてあり、古いけどすこぶる快調。
 一方のRFX8の方は、友人達との遠出とか、レース専用で、普段は部屋の奥にしまってある、いわば特別車両。
 普段からTREKに乗っているので、たまにRFX8に乗るととても軽快。むしろ普段から、重く、走行抵抗の大きいTREKに乗ることで、トレーニングとしているのです。

 ただこの2台、ポジションがあまりにも違うので、たまにRFX8に乗ったときの首、腰、腕のきつさといったらありません。
 これは、いくらTREKに乗ってもどうしようもなく、やはり普段からRFX8のポジションに慣れておく必要があると、感じていました。
 とはいえ、普段からRFX8に乗ってしまうと、負荷が軽くなってしまい、通勤で効率的にトレーニングできなくなるとか、町中をあまりに細いタイヤで走るのは、あまり快適でないとか、パンクのリスクとか、盗難のリスクとか、いろいろ考えると、どうしようもなく思っていました。

 そんなある日、何となくネットサーフィン中にシクロクロスの記事を発見。
 今までは、特にその言葉だけを知っていて、未舗装の道をロードバイクに太めのタイヤをつけて走り、たまに担ぐくらいの程度の理解だったんだけど、その自転車の特性から、通勤にも最適とのこと。
 そうそう、そういえばRFX8については、いずれコンポをグレードアップしたいとずっと思っていたので、その余ったSORAで1台組めるんでないのとか、何となく思っていました。RFX8はホイールも、元から付いていたR500からグレードアップしているので、ホイールもあるし、これにできる限り太いスリック(シュワルベマラソンとか)をつければ、町中で安心&それなりの負荷も残るかな?

 というわけで、フレーム買いできるシクロクロス車を探してみることに。条件は、SORAとR500を使えること。
 ただ、よくよく調べてみると、シクロクロスとロードバイクの違いとして、まず、ブレーキがキャリパーではない。昔のMTBに付いてたカンチブレーキが付いてる。それに、最近はディスクブレーキも。
 ディスクブレーキを選んだら、R500は使えないし、ブレーキが一式も使えなくなるので、選ぶのはSORAのSTIで引けるカンチブレーキ仕様のものしかあり得ません。
 それからもう一つ、フロントディレーラ-が上引き。
 ロードのFDは下引きなんで、そのままでは使えない。これは、滑車のようなものを噛ませて、上引きに変換する方法があるようで、何とか解決できそう。
 これで、シクロクロスフレーム探しの旅が始まったのでした。