2015年10月20日火曜日

新しい自転車を組む(その7 完結編 ロングライドでシェイクダウンとテスト)

 つい先日できあがったCX6、ニューバイクのシェイクダウンと、走行テストを兼ねて、この週末、ビワイチ(北湖1周)に出かけてきました。
 超いい天気で、絶好のニューバイクテスト日和(?)でした。


 ビワイチの様子は下の方に書いていますが、まずは1周160キロ余りを走ってみてのニューバイクのことを書かなければ。

・ 乗った感じ(インプレ)
  乗った感じは、RFX8と比べると・・・正直よくわからない。
  RFX8より重く、アルミフレームで、ホイールもR500ということも考えれば、きちんと乗り比べたらその差は明らかなんだろうけど、RFX8には6月から乗ってなかったので。
  MTBと比べれば軽やかなのは間違いない・・・って、何てひどいインプレ。これじゃあロードバイク乗りの皆さんに失礼ですね。スミマセン。
  気を取り直して、CX6はアルミフレーム+カーボンフォークなので、振動吸収という点では、間違いなくRFX8に分があると思われ、振動やフレームの堅さから来る疲れはあった・・ように思いますが、あまりに久しぶりのロングライドだったので、それがどの程度だったかは正直不明です。
  ブレーキ以外は完全にロードバイク。シクロクロスフレームということでどの程度ロードバイクに比べ鈍重になるのか心配でしたが、そこの心配はなかったように思います。終始一人旅でしたが、足が売り切れるまで、平地では30km/h超での巡航も何ら問題なくできました。
  ただやはりアルミフレームなので、カーボンフレームのような弾力というか、返ってくるようなしなりはなく、レースで先頭集団で走るような瞬発が求められる場面は、少し無理があるかもしれません。ヒルクライムなら、重さが気にならなければ問題ないかなあ。
  その、一番変わったブレーキは、思ったほどの違和感はありませんでした。
  キャリパーよりよく効くので、ブラケットポジションを持っているときに、むしろ安心感がありました。
  また、峠の下りでも、十分に微妙なコントロールができて、VブレーキならではのONかOFFかといった、乱暴な感じではなく、それほど神経質にならなくても不用意にタイヤをロックさせたり、ジャックナイフになることもありませんでした。
  このあたりは、普段MTBに乗っている慣れからかもしれません。
  なお、補助ブレーキについては、終始一生懸命走ったので、握る場面はほとんどありませんでした。もしや取ってしまっても良いのかもしれませんが、特に引きのスムーズさが削がれている感じはないし、補助ブレーキのワイヤーアジャスターでブレーキの微妙な調整ができるので、当面取るつもりはありません。
  総じて、その性能と、頑丈さ等を考えれば、今後もしかすると、ロードバイクと遜色なく走ることができて、より気軽に乗れるCX6の出番が増えていくような予感がします。
  以上が、素人なりの拙いインプレです。

・ セルフビルドに伴う不具合
  コンポ、ブレーキの調整に関しては特に問題なし。
  ボルトの締め付け不足が3箇所。
  1箇所はハンドルバー。行程の半分を過ぎて、前傾姿勢が辛くなってきた頃、いや、それにしても辛いなあと思い、改めて見直してみると、ブラケットもろともものすごい向こう向きに倒れていました。次の休憩で角度を修正の上、ステムとの取り付けボルトを増し締め。
  2箇所目はサドルの取り付けボルト。
  賤ヶ岳の登りで、なんだかサドル周りがギシギシいうなあと思って登り切って確認すると、サドルがガタガタでした。締め付け直し。ボルトが落下しなくて良かった・・・。
  3箇所目は、サイコンの台座。
  これも、乗っているうちにサイコンが遠くなっていく感じ。おかしいなあと思っていると、これも取り付けボルトが緩んでました。同じく増し締め。
  その他、これといった問題は起こりませんでした。
  
 というわけで、今度の沖縄を前に、ニューバイクのことをよく知ることができて、また不具合も修正できてとても良かったし、沖縄でも十分使えるということがわかりました。
 まして普段乗りでも十分。
 太いスリックを履いて通勤に使う楽しみも増えました。
 これから末永く付き合って行けそうな予感です。CX6最高♪。


 あとは、ビワイチの様子を少しだけ。

【スケジュール】
 5時50分起床
 着替え等をすませ、6時10分頃自宅を車で出発。
 目的地は、草津市内の湖岸道路沿いの駐車場。
 途中、コンビニで、買い出し、トイレをすませる。
 7時過ぎ、駐車場到着
 自転車を降ろし組み立て、持ち物を整え7時25分出発
 以下、通過時刻等
 8時00分 琵琶湖大橋東詰(北湖1周開始)
 9時36分 長浜港(小補給、トイレ休憩)
  木之元あたりからマキノあたりまでは風強く向かい風多し。
 10時40分 賤ヶ岳
  海津大崎のトンネルで落車。
 11時57分 今津平和堂裏(小補給)
 12時46分 セブンーイレブン近江志賀北小松店(小補給、トイレ休憩)
 13時55分 琵琶湖大橋西詰
 14時02分 琵琶湖大橋東詰(北湖1周完了)
 14時24分 駐車場帰着

【補給】
〈走り出す前〉
 おにぎり×1
 サンドイッチ×1
 ホットコーヒー
〈途中〉
 菓子パン×2
 グリーンDAKARA×1
 緑茶×2
 ホットコーヒー×1
 おにぎり×1
 アミノバイタル×4

【走行まとめ】
 総走行距離 163.01km
 総累計時間 6時間59分
 総移動時間 5時間44分

 1周走行距離 147.78km
 1周累計時間 6時間2分
 1周移動時間 5時間11分

 新しいバイクにどうしても乗りたくて勢いでやった感じありです。
 なんせ、こんなロングライド、今まで一人で行ったことなかったですし。
 また、奥さんから、早く帰ってこいと言われていたので、せいぜいがんばって走りました。
 が、さすがに疲れました。
 誰かと一緒に休憩や、散策をしながらなら気分的にも余裕あったのでしょうが、一人で走り続けると、ペース配分がよくわからず、休憩に止まるのも億劫になり気味でした。
 できれば、もっと余裕を持って、すべてを忘れて走りに行きたいなあ。
 ああ、そういえば、行くんでした。
 沖縄がどんどん迫ってきています。
 もう一がんばりです♪



新しい自転車を組む(その6 アンカーCX6組み立て 後編)

 では、ニューバイク組み立ての続きです。
 がんばって最後まで書いてしまいます。

 13 ディレーラ-調整
   いつもこれが一番苦労します。
   こちらもシマノの説明書を見ながらの作業です。
   フロントは、まずロー側から内側のガイドプレートとチェーンの位置を、次にトップ側について、外側のガイドプレートとチェーンとの位置を調整ねじで合わせるのですが、これがそのとおりにいきません。
   要は、両方の調整ねじによる調整範囲をあらかじめ「いいくらい」にした上で調整を始めないと、いくらがんばっても調整できないわけですが、最初はわからないですし。ここのところをもうちょっとシマノさんには説明書に書き足して欲しいなあ。
   結局、これに一番時間がかかりました。
   リア側も同じです。
   ただ、リアディレーラは、フロントと違い取り付け位置が固定されているので、フロントより簡単だと思います(取り付け位置がおかしいのかもという心配がないため)。

 14 シートポスト及びサドル取り付け
   サドル本当に値段も形も様々で、購入時決めあぐねていました。結局RFX8についているアンカーの純正品が気に入っていた(というかなんの不具合もなかった)ので、今回もそれにしました。
   今まで使っていたものを今回のバイクに、新しく来たものをRFX8用としました。
   シートポストにサドルを取り付け、シートチューブに挿入・固定します。
   なおサドル高さは、RFX8に付いていた時と同じ高さとしました。


   以上が、10月12日(祝)の作業で、子供奥さんの目を気にしながら、朝9時過ぎから始めて途中昼食と買い物に4時間近く外出し、18時頃に終了しました。
   中腰での作業が多く、自転車に乗っているとき以上に太股、腰が筋肉痛です(泣)
   さらに日を改めて作業は続きます。

 15 ペダル交換(SPD-SL→SPD)
   ペダルは、MTBについていて、普段運用しているSPDとし、片面はフラットなものということで、PD-A530とし、今付いているSPD-SLは次のRFX8まで取っておきます。



 16 バーテープ巻き付け
   バーテープだけは初めての交換なので、自転車屋で直接物を見て選びました。とはいえ、箱から少しのぞく程度の部分だけではよくわからないので、これは今後使ってみるしかありません。
   一応、巻き方はいろんなサイトで紹介されているのと、RFX8のテープを剥がす時にたくさん写真を撮ったので、それらを参考に、巻く方向に注意しながら巻いていきます。




   参考にしたサイト:http://www.cb-asahi.co.jp/html/mente-bartape2.html

 17 小物類(サイコン台座、スピードケイデンスセンサー、ボトルケージ、リフレクター、チェーンウォッチャー取り付け)
   サイコンはガーミン(Edge500)を使用しており、純正ではステムに固定できる台座と輪ゴム(?)が付属しているのですが、ステムでは少し下過ぎて見にくいので、ステムのクランプ部に一緒に止められるタイプの補助バーとしました。ガーミン専用に台座よりリーズナブルで、今後、ライト等を増設できます。



   CX6のフレームには、シートチューブにボトルケージを付けるためのねじ穴がありません。シクロクロスという競技の特性を考えれば、ボトルを2本も持つ必要が無いからでしょうね(一本分付けてくれただけでもありがたいと考えるべきかも)。
   なんで、前から手持ちでありました、サドル下にボトルケージを増設できるMINOURAのステーを取り付けました。片方には、ボトル、片方にはツール缶という使い方になりそうです(が、輪行の際は外す必要があるかも)。


 というわけで、まあ何とかニューマシンが完成しました。








 個人的に一から組む自転車は2台目。
 新しい部品を選んで、来た部品を一つ一つ開封して組み付け、イメージどおりのバイクに仕上がっていくのは楽しいのですが、ディレーラ-の調整の手間を考えると、どうしても億劫になってしまいます。
 実際、1つの自転車屋で全部の部品と、組付けを発注したらその手間も生じないわけではありますが、たぶん目の玉飛び出るくらいの工賃がかかることでしょうし、何より自分で組んだバイクは仕組みが理解できて、愛着もわくわけで、そう考えれば自分にとっては必要な手間だった・・・ということにしておこう。
 遠目に見たら色の雰囲気はRFX8と変わらないですが、ホリゾンタルになったこと、よく見るとブレーキとフロントディーラが違い、確かにロードバイクではありません。

 そしてこの週末、ニューバイクのシェイクダウン兼ロングライドに出かけます。
 

新しい自転車を組む(その5 アンカーCX6組み立て 前編)

 では、CX6の組み立て開始。

 2年前に、当時およそ10年ものの手持ちのTREK6000を、SDA王滝に出るためにコンポを自分で全替えしたことがあるので、まあできないことはないと思っています。
 実際、部品の組み付けそのものは、それほど難しくありません。
 一番苦労する、というかわからないのは、ワイヤー類の取り回しと、変速機の調整です。
 組み立ては一度ひととおりやったことがあるとはいえ、自転車屋みたいに作業に慣れてないし、組み付けるのに便利なスタンドや専用部屋などないので、作業しやすい段取りを考えて、大まかな作業手順は次のとおりとしました。
 では順番に。

 1 RFX8(部品を取る側)の現状を、できるだけ細かく写真に記録
   CX6のワイヤーの取り回しと、今後グレードアップしたコンポを組み付ける際の参考のため。

 2 RFX8から部品を取りはずし
   スプロケ、クランクセット、BB、フロントディレーラ、リアディレーラ、STIレバー、サドル
   BBは、今回新調したトピークの専用工具で取りはずします。

トピークの工具はキャップ回しも付属しててお得です。

   右側が逆ねじなんで、注意が必要。が、ものすごいトルクで締まっていて、かなりがんばっても全く動かず、もう諦めて自転車屋に持ち込もうかと思いましたが、何とか取れました。
   さすがに自転車屋が組んだだけあって、変なことにはなっていません。
   STIレバーは、今付いているバーテープを剥がさないと取り外せません。テープは多少使い込んで部分的に破けてきていたので、いずれにせよ巻き換えるつもりでした。
   ただ、未だバーテープを自分で換えたことがないので、こちらも巻き付けるときのために入念に写真で記録の上、はがしていきます。


   ハンドルバーの水平部分には下地にきちんとビニールテープが貼ってあってアウターワイヤーがきちんと固定されていました。

 3 BB取り付け
   BBは、取り外した際、一部クランクとの隙間に砂が付いた状態だったので、あらかじめパーツクリーナーで掃除し、取り付け。取り付けにあたっては、ねじ部分にグリスを塗布します。
   なお、MTBに取り付ける際は、BBの幅に合わせてスペーサーを挿入しますが、ロードバイクはスペーサーは入れません。

 4 R500にスプロケを挿入し、CX6に取り付け(スタンドで立てられる状態になる)
   RFX8で使っているmavicは、9速のスプロケを取り付ける際、ホイールに付属のスペーサー(厚さ1.75mm、シマノは1.85mmとされている)を噛ませていました。これはmavicが、11速対応だからです。ちなみに10速のスプロケを取り付ける際は、さらにもう1枚、今度はスプロケに付属のスペーサーを噛ませます。


   手持ちのR500は11速に対応していないので、スペーサーは使用しません。
   ※参考にしたサイト:http://www.cb-asahi.co.jp/html/size-shimano11s.html

 5 ハンドルバー取り付け
   とりあえず組み付け。
   最終的に微調整するので、最初は仮組です。



 6 ブレーキ取り付け
   ここが一番大きな違いです。
   とりあえずは、前後の台座に組み付け。組付けの際、スプリングの穴(?)は、真ん中にしました。


   またこのバイクは、沖縄でロングを走る予定ですが、基本的には普段の通勤、町乗り仕様なので、今回は補助ブレーキを取り付けることとしました。補助ブレーキについてはいろいろ言われていますが、まあそれもひっくるめてのことです。このレバーは、径31.8mmに対応しているので、ハンドルバーのステムのクランプ部から細くなり始めるギリギリの所に固定しました。
   ※参考にしたサイト:http://blogs.yahoo.co.jp/whfsc363/68364202.html

 7 クランクセット取り付け
   クランクには、BBとの隙間部分に砂や汚れが付着していたので、こちらもパーツクリーナーであらかじめ掃除し、先ほど取り付けたBBに通す感じで取り付け。
   取付の際は、グリスを軽く塗布。

 8 前後ディレーラ-取り付け
   フロントディレーラの取付~調整は、私の超苦手部分。
   とりあえずは、シマノの説明書どおりに、チェーンリングにガイドプレートが平行になるように、歯から1~3mmの場所に調整して取り付け。
   ※参考にしたサイト:http://si.shimano.com/php/download.php?file=pdf/dm/DM-FD0001-01-JPN.pdf
   リアディレーラは、既にハンガーが付いていますので、そこにねじ止めします。

 9 STIレバー取り付け
   シクロクロスは、STIを多少しゃくるように、ハンドルバーの上の方につける場合が多いそうですが、今のところシクロクロスレースに出場の予定はないので、RFX8の時と同じような角度になるように取り付けます。


 10 ブレーキ及びシフトのアウター、インナーワイヤー配線
  ・ ブレーキワイヤー
    今回、補助ブレーキをつけるので、まずはSTIから補助ブレーキまで、アウターワイヤーをハンドルバーに沿わせてぴったりの長さにする必要があります。
    とりあえず、ビニールテープでハンドルバーの前下側に沿わせるように仮止めし、補助ブレーキまで配線。
    一応仮止めの段階では、成功しました。


あとは補助ブレーキレバーからブレーキ本体までの配線ですが、これは長すぎれば格好悪いし、短すぎるとハンドルを切っただけでブレーキが掛かってしまったりするため、配線を仮組みしながら反対側にハンドルを切ったりして、何度か長さを調整しました。



  ・ シフトワイヤー
    基本的にはMTBと同じルート。
    ただし、フロントディレーラは下引きのロードバイク用なので、上引きに変換する必要があります。
    なんで、トップチューブから下向きに配線し、シートチューブの下部に取り付けたワイヤーローラーを噛ませて下引きににし、ディレーラに固定します。



 11 チェーン取り付け
   RFX8よりスプロケとクランクセット間が広くなってしまったので、前のチェーンではコマ数が足りず、今回チェーンは新調しました。
   長さはこちらもシマノの説明書を見ながら、コマ数を詰めた上で、付属のミッシングリンクでつなぎました。


   ※参考にしたサイト:http://si.shimano.com/php/download.php?file=pdf/dm/DM-GN0001-13-JPN.pdf

 12 ブレーキ調整
   一応、普段からVブレーキのMTBに乗っているので、こちらは大丈夫。
   初期のたるみを取った後、ワイヤーを固定し、引きしろを調整します。
   なお、前(右)ブレーキはとてもスムーズに引けるのですが、後(左)ブレーキは、少し引きが渋めです。おそらく、補助ブレーキとワイヤーの取り回しの両方が影響していると思われるのですが、ブレーキの作動状況に特に問題はないため、当面これで様子を見たいと思います。
   ※【後日追記】ワイヤーの取り回しを調整したところ、引きの渋さはほぼなくなりました。
   また、当初心配していた「STIでVブレーキが引けるか」という点については、シェイクダウンはまだですが、十分引けそうです。
   ちなみに、タイヤの取りはずしについては、ワイヤーを外すと大きく開くことから、タイヤが太くなっても特に問題は生じないと思われます。

 長くなってきたので、続きは後編で。

2015年10月14日水曜日

新しい自転車を組む(その4 アンカーCX6が到着、まずは開封の儀)












 ついに発注していたフレームが届きました♪。


 こんな感じに箱に入っています。箱そのものも格好いいし、「高額商品につき・・・」といった記載も。そりゃそうです、高い買い物ですので。ちなみにこの手頃な大きさの箱は子供たちの目にとまってしまい、早々に没収されました(泣)が、子供たちが上から乗ってもつぶれないほどの段ボールで、高額商品を梱包するのにふさわしい強度がありました。


 さて、いよいよ開封の儀。
 中身はこんな感じ。
 まずはフレーム本体。


 コラムカットをお願いしましたので、販売店でスペーサーを挿入した状態で、ステムを取り付けていただいています。(写真は箱詰めの関係で、フォークが前後逆です)
 パッと見た感じ、ロードバイクと変わらないですが、リヤに向かうワイヤー類はトップチューブ上を通しますので、それらのフックがあります。ここは、マウンテンバイクと同じです。
 ブレーキは、カンチブレーキが想定されているので、フォーク及びシートステーに台座があります。これもマウンテンバイクと同じです。



 シートチューブの下部に、ワイヤーローラーを取り付けるためのねじ穴があります。


 また、太いタイヤを装着できるよう、フォークも各ステーの幅も広めに取ってあります。


 あとは・・・まあ新品のフレームなんで、とてもきれいですね。レーシングホワイトの塗装はRFX8と同様で、車ならいわゆるパールホワイトというか、少しきらきらしています。
 そして小物類。


 残りのスペーサー、シートピン、カンチブレーキ用のフック、下引きのフロントディレーラ-を上引きに変換する滑車(ワイヤーローラー)、アジャスター、その他どう使っていいかわからない部品いくつか、保証書、説明書(極めて簡単なもの)等が同封されていました。


 そしてこの他の部品も、この週末予定どおり到着しました。
 RFX8から移植するコンポ(SORA)とホイール(R500)以外の主な部品は次のとおりです。
 ・ ブレーキ(TRP CX-9)


 ・ 補助ブレーキレバー(ruler 補助ブレーキレバー)


 ・ シートポスト(TIOGA AL2000)

 
・ ハンドルバー(FSA オメガコンパクト)


 ・ ステム、サドルは純正品

 さあ、それではCX6を組んでいくこととします。

新しい自転車を組む(その3 アンカーシクロクロス車CX6に組み付ける主にブレーキの話)







 前回は、余る予定のSORA一式とR500で、新たに組むマシンのフレームをアンカーCX6(カンチ仕様)に決め、発注したところまででした。
 さて、その後のお話し。

 フレームと、コンポ、ホイールはこれで揃うのですが、それでも足りない部品がいくつもあります。
 RFX8は、今後もコンポのみをグレードアップ(アルテグラあたりを照準)し、乗り続ける予定なので、ハンドルやサドル、シートポスト等は、そのまま使うため、ニューマシンには、流用しません。
 また、ロード用のキャリパーブレーキが使えないので、その代わりを調達しなければなりません。
 そのブレーキ、シクロクロスの世界では、泥詰まり防止の観点から、従前からカンチブレーキが使われています。なお、最近は、ディスクブレーキの使用が認められ、流行の兆しとのことですが、今回のニューマシンにディスクブレーキの選択肢は無いので、今回の検討からは除きます。
 さて、カンチブレーキは、かつてMTBによく使われていたのを知っています。
左右のシューに繋がったワイヤーを上から引っ張り上げることによって、リムを締め付け制動させる仕組みですが、その後Vブレーキに取って代わってしまいました。ちなみに手持ちのTREKもVブレーキ。ちょうどVブレーキの出始めの頃買ったのですが、今ではそのVブレーキさえ、MTBの世界では、絶滅危惧種です。
MTBの世界からカンチブレーキが無くなったのは、制動力や整備性でVブレーキが優位だったからとのことですが、シクロクロスの世界では今も現役です。じゃあMTBのようになぜVブレーキに主流が移らないのか、それは、STIレバーではVブレーキを引ききれないからだそうです。(引きしろが多く、めいっぱい握ってももブレーキが掛からない状態)

 というわけで、CX6に取り付けられるカンチブレーキ。
 一番グレードの低いBR-CX50、お値段3.000~4,000円前後(前又は後片方)。
 口コミを見ていると、シューのグレードが低く、交換必至(2,000円程度)。ならば最初からBR-CX70にしておけば良かったといったものを見つけてしまう。
 制動力に難ありとのカンチブレーキで、さらに効きにくいというのは具合の悪い話です。

 次にそのBR-CX70、お値段6,000~7,000円前後(前又は後片方)。
 う~ん、前後セットで1万円を超えてきますなあ。

 そうこう調べているうちに、STIレバーで、コンパクトVブレーキなるものが使えるや否やという話を目にします。
 ちょうど、SORAのSTIレバーで、SORAグレードのミニVブレーキBR-R353が引けるとか。
 さらにいろいろ調べると、「引けるけど、ホイールが振れてないのが必須で、しかも調整がものすごくシビア」とか、「アジャスターなしでは調整無理」とかいう記事もあり、またシマノのHPでは、推奨しない組み合わせとされています(安全面というよりは、車輪が外せなくなるからという噂も)。

 そんな中、シクロクロスとVブレーキというキーワードの組み合わせでほぼ必ず出てくるTRPのCX9というコンパクトVブレーキを見つけました。お値段16,000円ほど(前後セット)。
TRP CX9 Mini Front and Rear V-Brake Set, Red
どうも、「シクロクロス車に的を絞って開発された」とか「有名チームはみんなつけてる」とか「シマノのSTIレバーに対応を謳っているとか」とか。
 お値段が少々張るのですが、安売りの店を探せばBR-CX70を前後そろえることを考えるとそれほど価格差はなく、もうこれでほぼ決まりという気がしてきました。そもそも個人的にカンチブレーキを扱ったことがなくて取り付け・調整不安もあるし、見た感じも格好いいし。

 その他、RFX8から流用しないパーツについては、主に値段、機能と相談の上、
  ドロップハンドル FSA オメガ コンパクト
  シートポスト TIOGA AL2000 ブラック アルミ シートポスト SPT0500
  サドル及びステム アンカー純正品
 ということにしました。

 あとは、シフトワイヤー、ブレーキワイヤー(それぞれインナーアウターとも)の他、サイコンの台座、バーテープ、ボトルケージ、リフレクター等、細かなものもそろえていきます。フェンダーもいるかなあ。う~ん、思ったよりお金かかるなあ・・・。そんなつもりはなかったんだけど。
 さあ、これだけ揃えば、組み立てが始められそうです。

2015年10月9日金曜日

ツールドおきなわ2015参戦記(3)(準備編、その2(自転車の段取り))


 前にも書いたことがありますが、私の手持ちの自転車は2台。
 1台はロードバイク(RFX8 アンカー レース時以外は室内保管の特別車)、もう1台はMTB(TREK6000 かれこれ17年もの、普段使いの通勤快速仕様で王滝も経験あり)

 本島1周サイクリングは、参加条件として、平均25km/時以上で走りきれることが求められ、300数十㌔という距離と、豊かな起伏を考えれば、さすがにMTBで臨むのはちょっとしんどそう。
 となれば、特別車の出動は決まりと思ったものの、初めての飛行機輪行を、特別車でするのはちょっと怖い。
 できれば、多少ぶつけても気にならない、アルミフレームのロードバイクとかがいいんだけど。
 という考察をしているうち、前々から、普段使いのロードバイクが欲しいと思っていた考えがよぎり、ならば、普段使いにも通勤にも気兼ねなく使えるマシンを、この機会にシクロクロスフレームで組んでしまおうと、思い至ったのでした。

 シクロクロスはダートを走り回り、シケインや階段を担いで登るようなコースを回る競技で、競技に出るためには太めのブロックタイヤを履くけど、これをロードバイク並みの細いものにすれば、ロードバイク並みに軽やかに走れるはず。と、そう考えてのことです。

 TdOに参加するためにフレーム探しを始め、いろいろあってフレームを、アンカーのシクロクロスバイク、CX6に決め、これから組んでいく様子は、「新しい自転車を組む」の方に、随時書き足していきます。

 フレーム他、部品一式は、当初の予定より早く、今週末には届く予定。
 連休に何とか組み上げて、できればその次の週くらいにシェイクダウンを兼ねてちょっとロングも走って、セットアップも煮詰たい。それに輪行袋に詰める練習も。
 なんだかスケジュールがギリギリですが、何しろ思い立ったのがこの時期なんで仕方ないなあ。

2015年10月6日火曜日

新しい自転車を組む(その2、シクロクロスフレームで普段乗り自転車)







 前回は、手持ちのRFX8(アンカー)に付いているSORAと、R500を使って、シクロクロスを新しく組むことにし、シクロクロスフレーム探しの旅に出たところまででした。
 その後のお話し。

 新たに始めた旅、これは比較的早く終わりました。
 そもそもフレーム買いできるシクロクロス車ってのは、そんなにありません。
 そうそう、それからもう一つ重要な条件、予算のこと。
 上を見れば素敵なのはいくらでもあるのだけど、あくまで通勤に使うこと、余ったコンポで組むことを考えれば、あまり豪奢なものである必要は無く、というよりそんなお金もないので、せいぜい一桁万円台までと考えていました。
 となれば、フレームの材質はほぼアルミか。普段使いのマシンになるので、丈夫なアルミがよい。

 条件に合うものとしてまず見つけたのが、「メリダ 2015年モデル シクロクロス 500 FRAME」。

商品画像1

 お値段5万円台からで、比較的リーズナブル。アルミフレームで丈夫そうだし、これで良いのかも。
 ただ、黒×緑とか、ちょっと色がなあ・・・

 次に、海外通販Merline cyclesで取り扱いのある「Guerciotti Antares Alloy Cyclecross」というフレーム。
Guerciotti Antares Alloy Cyclecross Frame

 白基調で、きれいな色目。お値段も4万円少々とリーズナブル。これでも良いなあ。
 でも、フレーム買いするには、コラムを切ってもらって、スターナットを入れてもらうところまではしてもらいたいと考えていたし、海外通販でこれを正確にお願いするのは、ちょっと骨が折れるなあと思い、思いとどまる。

 この他、TNIというメーカーのCX-EXTRA27というフレームもいい感じでしたが、完売とのことで、入手できそうにありませんでした。

 そうこうしているうちに、2015年モデルのアンカーCX6に目が止まる。


 このフレームは、少しお値段が張るけど、シクロクロス車として評価が高く、またレーシングホワイトの色目は手持ちのRFX8とよく似ていて、格好いい。また上手い具合に、カンチ仕様のフレームもちゃんとある。
 というわけで、もうほとんど、これに一目惚れしてしまったのでした。

 RFX8を当時買った店に聞いてみたところ、定価(95,000円)から5%off+税とのこと。通販なら15%offほどの店もある。
 どうせ、手持ちのコンポで自分で組むのだから、敢えて店頭・対面で買うこともない。
 また、ツールドおきなわも迫ってきたので・・・そう、このフレームで組むバイクをツールドおきなわでデビューさせようと考えて、9月16日、全財産をはたいて発注しました♪。
 納期は約1ヶ月あまり。

 なお、フレームサイズは、私の身長が171cmで、フレームサイズの目安に最も当てはまる510mmとしました。サイズの決定にあたっては、手持ちのRFX8のジオメトリとにらめっこ。当初の目的のとおり、RFX8とポジションが大きく変わるようでは、新たに組む意味はありません。

 ロードバイクとシクロクロスではそもそもポジションが違い全く同じというわけにはいきませんが、ハンドルの形状、ステムの長さ、サドルの高さ、位置等によっていくらでも変わるので、あまりこだわらず、近いポジションを取れるかどうかという点のみを、確認をしました。

 そんな訳で、シクロクロスフレーム探しの旅はこれにて終了。
 あとは、フレームが届いたら、RFX8から全ての部品を引っぺがして組み付けるだけ・・・なんだけど、組み付けるにしても足りない部品もあるし、引き続きそろえていかないと。

 次はそのあたりのお話しを。